プロ野球 活躍したキャッチャーが評価される理由

キャッチャー

プロ野球のポジションの中でも、キャッチャーは扇の要とも呼ばれる重要な役割です。元南海ホークスの野村克也捕手は、打者としても三冠王や8年連続となる本塁打王などの成績を残しています。また、選手兼監督としてチームを引っ張ってきました。監督を兼任した捕手としては元ヤクルトスワローズの古田敦也捕手も有名です。捕手ではゴールデングラブ賞10回、さらに打者としても2000本安打を達成しチーム優勝に何度も貢献してきました。

キャッチャーはチーム全体を良く知り、まとめていく立場にあります。そのため、歴代に監督を兼任してきた名捕手や、また北海道日本ハムファイターズの鶴岡捕手、大野捕手(現・中日ドラゴンズ)のように選手会長を努めてきたようなキャッチャーも多数いるのです。楽天イーグルスの嶋捕手は、日本プロ野球選手会の会長を努め、野球だけに限らず東日本大震災の復興支援にも力を入れてきました。

キャッチャーはプレーのみではなく、人の上に立てるような人間性も評価されるポジションであると言えます。チームがファンに親しまれるためにも、チームをまとめファンへのサービスを大切にする、キャプテンとしての責任を果たせる捕手がプロ野球界には必要です。